ペットフリーク[DOG]のロゴ

犬の殺処分ゼロを達成!名古屋市の取組
犬の情報サイト「PetFreak Dog」

犬の殺処分ゼロを達成!名古屋市の取組
犬の情報サイト「PetFreak Dog」

  1. トップ
  2. 話題
  3. 犬の殺処分ゼロを達成!名古屋市の取組

犬の殺処分ゼロを達成!名古屋市の取組

犬の集合写真

飼えなくなったり、迷子になったりした犬や猫などが集まる動物愛護センター。このセンターにおける殺処分をなくすべく、名古屋市が2016年度に犬の殺処分ゼロを達成しました。

全国にある自治体の保健所や動物愛護センターには、飼い主のいない犬や猫が収容されています。しかし、一定の期間を過ぎても引き取り手が見つからなかった場合、殺処分がされています。また、病気などで命を落とす犬や猫もいます。

このような中、名古屋市の動物愛護センターでは、ある画期的な取り組みを実施し、平成28年度に犬の殺処分ゼロを達成しました。今回は、その取り組みについてご紹介します。

犬の殺処分の現状

環境省のデータによると、全国の犬の殺処分数は年々減少の一途をたどっています。平成28年の調査では、全国の犬の引き取り数は合計4万頭ほどだったところ、殺処分数は1万頭でした。

ここ数年の犬の殺処分数の変化は次のように推移しています。

平成22年 約5.2万頭
平成23年 約4.4万頭
平成24年 約3.8万頭
平成25年 約2.9万頭
平成26年 約2.2万頭
平成27年 約1.6万頭
平成28年 約1万頭

出典:環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室 統計資料「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」より

このような減少の流れからは、各自治体が殺処分を減らそうと努力していることがうかがえます。

名古屋市の取り組み~ふるさと納税で「犬猫サポート寄付金」を募る

その犬・猫の殺処分数を減らそうと努力している自治体のうち、目立った取り組みをして、平成28年度に動物愛護センター内で犬の殺処分ゼロを達成したのが名古屋市です。

成功の理由は、寄付や譲渡ボランティアの活動に多くの賛同者が集まった事。中でも寄付については、ふるさと納税制度を利用した、「犬猫サポート寄付金」で集められました。また、ふるさと納税で得られた寄付金は、「子猫のミルク、フード、ペットシーツや薬品の購入費用や譲渡ボランティアへの支援物資に充てられます」と公式サイト上で具体的に公表されたことも成功した理由の一つといえるでしょう。

平成28年度は407件の寄付があり、1,137万円の寄付金が集まったようです。
現在も「犬猫サポート寄付金」という名前で寄付を募っています。(2018年2月27日現在)

走る犬

ふるさと納税の「犬猫サポート寄付金」のしくみ

ふるさと納税とは、自分の生まれ故郷の地方に対して貢献したいと考えたり、地方の取り組みを応援したいと考えたりした場合に、希望の自治体へ寄付することで、その寄付金額の2千円を超える部分を居住地の住民税などから控除できる制度です。

名古屋市の場合、「犬猫サポート寄付金」を寄付する手順は以下の通りです。

1.名古屋市の公式サイトで「目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄附金お申出書」をダウンロードして必要事項を記入するか、電話で寄付をしたい旨を申し出る。
名古屋市「目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄附金について」
2.申出書を郵送かFAXか電子メールで送る。
3.寄付金納付書が届くので指定の金融機関で納付する。
(その他の方法として、インターネットを利用してクレジットカードで寄附することも可能。)

これで寄付が完了し、殺処分を減らす取り組みに役立てられます。

募金のイラスト

猫の殺処分数削減は犬に追いつかず

犬の殺処分ゼロを達成したというのはとても喜ばしいニュースですが、一方で猫のほうはというと、まだまだ殺処分が少なくない現状があるようです。

その大きな理由としては、犬よりも猫のほうが収容個体数が多いことが挙げられます。名古屋市動物愛護センターでは、猫は犬の約5倍もの数が収容されているそうで、なかなか殺処分ゼロには到達できていない状況にあるといいます。

平成29年4月からは、犬猫サポート寄付金の名称を「目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄付金」と改めて取り組んだようです。

猫

まとめ

犬の殺処分ゼロを達成した名古屋市動物愛護センターの取り組みの大きな理由として、ふるさと納税とうまく組み合わせて寄付金を募ったことにありました。寄付する者にとっても、犬猫の殺処分を減らすのに貢献できると同時に、ふるさと納税そのもののメリットも享受できることが、多くの寄付を促したとみられます。
今後、このような取り組みが各所でとられるかもしれません。

寄付の方法は下記WEBサイトをご参照下さい
名古屋市WEBサイト

まとめ
  • この記事をシェアする
ライター 高科 えり