ペットフリーク[Cat]のロゴ


猫の情報サイト「PetFreak Cat」


猫の情報サイト「PetFreak Cat」

  1. トップ
  2. 取材
  3. 国内初! 2団体のショーを同時開催 『ジャパン キャットショー』に行ってきました

国内初! 2団体のショーを同時開催 『ジャパン キャットショー』に行ってきました

国内初! 2団体のショーを同時開催 『ジャパン キャットショー』に行ってきました

5月12日(日)に池袋サンシャインシティ 文化会館ビルの展示ホールで『ジャパン キャットショー』が初開催されました。2団体のキャットショーがはじめて同時に開催された大会で、全国からトップクラスのショーキャットが集結したキャットショーのほか、セミナーやステージプログラムなど、猫好きさんたちと一緒にイベントを楽しんできました!

「CFA」と「TICA」、権威ある2団体のキャットショーが同時開催


「キャットショー」という大会があることは知っていても、実際に足を運んだことがある人は少ないのでは?
ということで、「キャットショーって楽しいの?」を検証するべく、5月12日(日)に東京・池袋で開催された『ジャパン キャットショー』に行ってきました。

猫は大好きですが、キャットショーは初体験。
どんな基準でどうやって審査するのかもまったく知らず、「とにかく行ってみた」という感じでした。
「ショーというからには、ステージみたいなところで審査する様子を静かに見学するのかな」とか「けっこうピリピリした雰囲気で勝手がわかっていないと怒られちゃったりするかも」とか想像して、ちょっぴり緊張しながら会場に到着したわけですが、まったく心配する必要はありませんでした。

キャットショーのメインは、各純血猫種の品評会。
『ジャパン キャットショー』では世界最大の愛猫協会「CFA(The Cat Fanciers’ Association, Inc.)」の日本リジョンと世界最大の血統登録機関「TICA(The International Cat Association)」のアジア東地区という日本を代表するキャットクラブ2団体のショーが行われていました。
通常は各団体が独自に開催していて、同時開催ははじめてなんだとか。

CFA、TICA、それぞれの団体のキャットショーエリアでは、「リング」と呼ばれるブースで粛々と審査が行われていました。
リングは1団体にひとつではなく複数あって、同時並行で進んでいきます。
また、審査は1回で終わるのではなく、品種やクラス(成猫、仔猫など)グループで各リングをまわり、複数人のジャッジによって審査されます。

各リングでは、ジャッジ(審査員)が出陳猫を順番にケージから出して中央の台に乗せ、身体の大きさ、顔や顎、目、耳のかたちや大きさ、全体のバランス、毛並みや毛艶などをチェックしていきます。
純血猫種ごとに定められた「スタンダード」に近いほど得点が高いそう。
点数をつけ終わったあと、ジャッジが猫種の特徴を説明しながら各個体の講評をしてくれるので、初心者にもポイントがわかりやすく、楽しんで観ることができました。

もうひとつ「へぇ~!」と思ったのが「ハウスホールドペット(家庭猫)」のクラスがあったこと。
キャットショーには純血種の猫ちゃんしか出られないと思っていたのですが、ハウスホールドペットクラスなら雑種でも出られるんです。
ハウスホールドペットクラスの審査も見てきましたが、エントリーされていたのは「純血種だけど登録していない猫」や「雑種の猫」で見た目も特徴もバラバラ。
もちろん「スタンダード」という基準もないので、ジャッジの方も「どの猫ちゃんも健康で、大事に育てられているのがわかりますね。
このクラスにはスタンダードがありませんので、最後はわたしの好みで順位をつけさせていただきます」とおっしゃっていました。

血統書の有無にかかわらず、オーナーさんにとって愛猫がかわいいのは同じです。
誰でも参加できるクラスがあるのは気軽にエントリーできるし、「勝ち負け」とは関係ない雰囲気で見ているほうもほのぼのしてしまいました。

猫好きには役立つ&楽しいセミナーやステージプログラムも充実

楽しいセミナーやステージプログラムも充実

『ジャパン キャットショー』では、2団体によるキャットショーと併せてセミナーやステージプログラムも開催されていました。

メインステージでは、どのように審査をするのかジャッジが実際に猫を見ながら解説する「キャットショーの楽しみ方講座」、猫専門病院「東京猫医療センター」の院長・服部 幸先生の特別セミナー、ジャッジがキャットショーの審査さながらにさまざまな純血種の特徴を紹介する「ロイヤルカナン キャットショー エキシビション」などが行われました。

フードカウンセリング
服部 幸先生の特別セミナーは「猫との幸せな暮らし」、「猫の行動から読み取る身体のサイン」という2テーマ。
猫と人間の関係について、猫の健康について、猫専門の獣医師の視点でわかりやすく解説してくださる講演で、愛猫家の方たちも真剣に耳を傾けていらっしゃいました。

「ロイヤルカナン キャットショー」には、近年人気の「メインクーン」、血統猫として古い歴史を持つ「ペルシャ」、ヤマネコ(アジアン・レパード・キャット)とイエネコとの交配によって生まれた「ベンガル」など、まったくタイプの異なる純血種が登場。会場のあちこちから「かわいい~!」という声があがり、多くの方が猫ちゃんたちのベストショットを撮影すべくスマホやカメラで連写! 「猫好きは、“この種類の猫が”とか“うちの猫が”ではなく、“猫が好き”」という話はよく聞きますが、まさにその通り!と実感しました。

また、ロイヤルカナンのブースとセミナーも人気がありました。
「フードカウンセリング」のブースでは、タブレット端末で猫種や年齢、身体の大きさ、健康状態など愛猫についてのかんたんな問いに答えるだけで、愛猫に最適なフードを診断。フードについてさらに詳しく知りたいオーナーさん向けの相談カウンターも開設されていました。
対応していた専門のスタッフの方にうかがったところ、「いまのフードが合っているのか」「これからライフステージが変化したときにどんなフードに変えていったらいいのか」などの疑問やお悩みが多かったそう。

ロイヤルカナンセミナーでは、純血種の話、猫の食欲の話、猫の健康クイズなど、「なるほど!」とためになる15分のミニ講座を開催していました。 わたしもクイズに参加しましたが、スマートフォンで解答すると正解・不正解だけでなく解答時間まで考慮したポイント制で順位が決まるシステムで、
本格的なクイズ番組のような気分で楽しめました。

オーナーさんにうかがった「キャットショーに参加する楽しみ」

キャットショーに参加する楽しみ

最後に、愛猫を出陳したオーナーさんに「キャットショーの楽しさ」を教えていただきました。
お話しをうかがったのは、CFAキャットショーのチャンピオンシップ(生後8か月以上で、避妊・去勢を受けていない猫の部門)でベストチャンピオンを獲得した海野さん、TICAキャットショーのアルタークラス(生後8か月以上で、避妊・去勢を受けている猫の部門)で入賞した清水さん、TICAのハウスホールド成猫部門に出陳されていた平井さんの3名です。

ブライアンくん(アメリカンショートヘア/8か月/オス)×海野さん

ブライアンくん

アメリカンショートヘアのブリーダーとして、キャットショーには20年ほど前から出陳しているという海野さん。
現在は、20頭のアメリカンショートヘアを飼っているそう。

「今回ベストチャンピオンになったブライアンは、昨年9月12日に生まれて、キツンクラス(生後4か月以上8か月未満の子猫部門)から成猫のクラスに切り替わったばかり。 いままで何頭もチャンピオン猫を育ててきましたが、はじめてのオープンクラスで勝てたのは、ほんとうに嬉しいですね。 大相撲で言えば、新入幕で横綱に勝ったような大金星だと思っています。ショーキャットは、性格がいいこと、体躯がいいことも重要ですが、いちばん大事なのは健康。身体をつくるフードにも、もちろん気を遣って育てています」

マーリンちゃん(ノルウェージャンフォレストキャット/1歳2か月/メス)×清水さん

マーリンちゃん

10年ほど前からノルウェージャンフォレストキャットを飼いはじめ、現在は3頭のノルウェージャンフォレストキャットと暮らしている清水さんファミリーは、キャットショー初参加での受賞となりました。

「この子を譲ってくださったブリーダーさんから“いい猫だから、ショーに出してみたら?”と勧められてエントリーしました。どんな準備をすればいいのかもよくわからず、キャットショーの流れを教えていただいたり、前日にシャンプーをしていただいたり、ブリーダーさんの全面的なバックアップがあって、いい成績を残すことができました。ノルウェージャンフォレストキャットは、エレガントでおとなしい猫種。性格もおっとりしていて従順です。これからも、できるだけストレスなく育てていきたいですね」

ネーブルちゃん(保護猫/1歳/メス)×平井さん

ネーブルちゃん

現在、純血種7頭、保護猫9頭、計16頭を飼育している平井さん。
キャットショーには2008年から毎年ちがう愛猫と出ています。

「愛猫との想い出づくりのために、毎年ちがう子とキャットショーに出ています。純血種の子もいますが、エントリーするのはいつもハウスホールドクラスです。今年は、我が家の敷地内で母猫とはぐれていたところを保護したネーブル。保護したときはかなり弱っていて、2週間ほど入院もしたので、こんなに元気になってくれただけで嬉しいです。ふだんはストレスをかけたくないのでシャンプーもしていませんが、ショーに出るときは前日にグルーミングをしてシャンプーをしています。キャットショーは、すばらしい血統猫ちゃんがたくさん集まっている空間にいられるだけでも幸せ。ほかのオーナーさんと交流したり、グルーミングなどの情報交換ができるのも楽しみで参加を続けています」

誰でも気軽に見学できるキャットショー。
審査エリアにも、オーナーさんや猫ちゃんたちが出番を待っているエリアにも入ることができます。
控えケージで待っているときにオーナーさん、ブリーダーさんと話したり、オーナーさんに許可を得て写真を撮影させてもらうことも可能です。

ちなみに、今回の『ジャパン キャットショー』には、CFAキャットショーに25種97頭、TICAキャットショーに26種111頭、合計31種208頭の猫が出場していました。
いろんな純血種の美猫をたーくさん見られるキャットショー、猫好きにとってはかなり楽しめるイベントだと思いますので、ぜひ会場に足を運んでみてくださいね!

キャットショー
ライターPetFreak編集部